新年度がスタートし、新人作業療法士・理学療法士が毎年20000名程度、フレッシュで勢いを持って入職してきます。
力を付けて勢いに乗っている若い世代に押され、経験年数5年目以上の理学療法士・作業療法士になると危機感を感じているに違いありません。
この時期に、逆に危機感のないPT・OTはいるのでしょうか?
危機感のないPT・OTはもうアウトと言ってもいいでしょう。
作業療法士と理学療法士は、まだまだ需要あり!免許取得者増えます。
4月17日のヤフーニュースで、米労働省が2014~2024の間に最も伸び率が高い職種を予想したデータ「アメリカで今後最も伸びる職種トップ20」が取り上げられていました。
最も伸び率が高い職種トップ20は以下の通り。
1. 風力発電用タービンの技術員
2. 作業療法士 助手
3. 理学療法士 助手
4. 理学療法士 補佐
5. 訪問介護員
6. 商業ダイバー
7. ナース・プラクティショナー(上級の看護職)
8. 理学療法士
8. 統計学者
10. 救急車の運転手または同乗する看護婦
11. 作業療法士 補佐
12. フィジシャンアシスタント(医師の監督下で医療行為を行う専門職)
12. オペレーションズリサーチ解析者
12. パーソナル・ファイナンシャルアドバイザー
15. 地図製作者、写真測量技術者
15. 遺伝子カウンセラー
15. 通訳者、翻訳者
15. 聴覚学者、聴覚(機能)訓練士
19. 補聴器の専門家
19. 検眼士
なんと医療職がTOP20の中に13職種も入っている自体に陥っています。
このデータはアメリカのデータですが、アメリカで65歳以上の高齢者は2010年時点で全人口の13%となり、2040年までには40%に達すると予想されています。
訪問介護や補聴器専門医に加えて、理学療法や作業療法に関連した職種の伸び率が高い理由は、本国内に置き換えて考えることも可能だと思います。
「伸び率の高い職種TOP20」に入ったからには、理学療法士・作業療法士を目指す人も増えるわけで、今以上にシビアな世界になっていきます。
自分のパフォーマンスに自身の持てないPT・OT、患者を”みる”力のない理学療法士・作業療法士は時代とともに淘汰されていくことになります。
では、そこから脱却するために、あなたは何をしていますか?
作業療法士は固定された給料を貰い続けるか辞めるか
経済的な不安があったり、職場で人間関係に悩んだりと、置かれる環境は様々だと思います。
ただ単純に「このしんどい状況から抜け出さないといけない」と漠然と頭のなかで考えたいり、口癖のように繰り返している理学療法士・作業療法士が多いですよね。
頭では考えているけど、一歩目が出ない…。行動に移せないPT・OTばかりです。
あなたが今の場所に満足し、将来的に経済力にも問題なく、自分自身の”自由”を楽しめているのなら、そのままでも良いと思います。
ただ少しでも不安や悩みがあるのであれば、今すぐに一歩目を踏み出すべきです。そこに留まり続けていても、環境は自分の都合のいいようになりません。
自分自身が動くことで、周りの観光も景色も変えていくことができると思います。
具体的な話をすれば、職場環境を辞めて新しい職場で新たに人間関係を構築していったり、自分自身のスキルをブランディングしてマネタイズすることです。
理学療法士・作業療法士は良くも悪くも「毎月固定された給料」を貰います。
なかなか医療業界以外の世の中の流れに気づきにくいものです。
あなたが思っている以上に、世の中の流れのスピードは早く、今の「毎月固定された給料」が貰える時代は続くとは思わない方がよいと思います。
その変化が著明に表れた時には、すでに手遅れです。
もう作業療法士・理学療法士を辞めたい。
変化に気づいて、「何かしようかな」「何かしないと」って思う瞬間て、それぞれあると思います。
それが仕事中なのか、大切な家族や恋人といる瞬間なのか。
それに気づいた瞬間は、あなたが将来の具体的な自分自身を描くチャンスで、今すぐ具体的な行動を起こすチャンスかもしれませんね。
おじさん作業療法士.comに辿り着いたという作業療法士・理学療法士の方々ですので、現在の状況をどうにかしてやろうと「転職」や「副業」について考えている方ばかりと思います。
今、留まるよりは行動した方がチャンスは広がるかもしれません。
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